交通事故のお話
沖縄も過ごしやすい秋の季節となりましたね🍂
暑さもピークを越え窓から涼しい風が入ってくると、南部鉄器の風鈴がちりんちりんと揺らされ、エアコンでは感じる事の無い気持ちよさの中、凛とした音に癒されているノリントンです🤩
今日は交通事故のお話をしようと思います。
僕の経験が今後何方かのお役に立てれば幸いです。
僕の初めての事故は、車を停車中大型トラックに横から突っ込まれるという事故でした👻
この日はちょうど雪の積もった日で、路面が凍結している状況でした。
人生初めての出来事で、ぶつけられた衝撃と鉄と鉄が擦れ合う音の中、横転する車の中で揉みくちゃになり景色がグルっと回転していたことを覚えています。
僕は割と大きめの普通車に乗っていたのですが、車って真横からぶつけられると意外と面白いように転がるんですね。
衝撃の刹那ピシーっとフロントガラスにヒビが入っていき、フードが三角形にひしゃげながらフワッと体が宙に浮きました。
事故の瞬間は自分に何が起きているのか全く分かりません。
ゴロンゴロンと転がる車がようやく止まり、運転席の椅子を全く無視した姿勢で車内に蹲る僕は目を開けると、徐々に入ってきた景色は、フロントドアがサンルーフになり、窓から見える灰色の空でした。(車が助手席側を底にして横転しており、自分は助手席側のドアを背に上を眺めていた)
言葉を失うとは正にこのような瞬間なのでしょうね。
静かな時間が経過していく中、「ああ…事故に遭ったんだな」と少しづつ自分の置かれている状況を整理して、あちこち痛い体をさすりながら、とりあえず目は見えるかとか、腕は付いてるかとか、体中を触った記憶があります。
大きな衝撃音の後はキーンと耳鳴りが続き、ボーっとした雑音、耳栓で蓋するような感覚が続きます。
少し経っても誰も来る様子が無かったので、「もしかすると他にも巻き込まれている人がいるのか…」
と心配になり脱出を試みようと、運転席側のドアを上にこじ開けるが、重みで繰り返し押しもどされる。
何度か繰り返していると、衝撃で壊れたヒンジがちょうどバキッという音と共に隙間を作ってくれたので、そこから這い上がり外に出ることが出来ました。
車のお腹が見えていて、フロントタイヤはどこかに飛んでいったのか、足回りの鉄は引き千切られていました。
ふらふらとその場にしゃがみこむと、恐らく僕にぶつかってきたであろう運転手が、2.30メートル程離れ停車している大型トラックからドアを開けて出てきました。
当時の状況をかなり鮮明に覚えているのですが、とういか忘れることが出来ず、なぜここまで執拗に覚えているかと言いますと
事故も衝撃的ですが、加害者からは「大丈夫ですか?」というような言葉も無く「自分で救急車を呼んで欲しい」と言われたこと。
その後あまりにも不親切だった保険会社さんの対応に尽きるからです。
この時に何とも言えない喪失感の中、他人というものを知ったような気がします。
住所も知らない場所で、自身の救急車を呼ぶことになった僕は、ボーっとする意識の中119に電話をし、周りの建物や電信柱の番号の様なものを、声を張れない状態で伝えました。
その後、病院に運ばれたわけですが、一通り検査が終わり、時間と共に少し落ち着きを取り戻すと、様々な懸念がありました。
身体を使う仕事だし動けるのか
首には頸椎カラー、首回らん、腕上がらん、車いす乗ってるし
今日の支払いはどうするんだろう
沢山検査したけど、薬もらったけどお金あんまりないし
車は大破してしまった
そもそも30㌔は離れた病院に通院してくださいって…その前に帰れないよな
通勤も無理か
子供もいるが生活どうなるんだろう…
経験して感じたことは、事故というのは全てが初めての事だらけです。
救急で運ばれた場合、支払い一つにしてもどのように払えばいいのか分からないということです。
洋服は救急車の中で切られてしまったし。
親父が迎えに来てくれて実家に帰ることとなりました。
こうして僕の初めての交通事故から治療が始まっていくわけですが、これといったアナウンスもなく、症状も変わらないのに、たった1か月で治療終了となりました。
なぜ?が沢山ありました。。
被害者は僕だが、何も知らない自分が悪いのか…
相手もわざとじゃないなんてわかってる。
もちろん保険会社の担当者さんが悪いわけでもありません。
しかし
無知ということが人生においてどれほど損をするかという事。
この事故をきっかけに、その後何度も弁護士の先生にお伺いをして勉強させて頂きました。
・事故に遭った時の対応
・救急車の有無
・自賠責と任意保険とは
・自賠責への直接請求と、一括対応とは
・転院はできるのか
・整骨院で交通事故治療はできるのか
・治療の期間
・慰謝料とは
・後遺障害とは
などなど
話は長くなりましたが
当院は24時まで営業していますが、拘りがあってこの時間でやらせて頂いています。
自身の経験を活かしお話しできることがあるはずです。
心配な方は弁護士の先生を紹介いたします。
事故治療は後で騒いだところで後の祭りに過ぎません。
交通事故の被害に遭われてお困りの方、ぜひ一度当院にご相談いただければと思います。